~ビジネス心理学~ 心理学の好意の返報性
他人や社会から評価されるのは誰しも嬉しいものです。
むろんその相手が誰であるかによって嬉しさの度合は左右されるでしょう。
しかし、基本的に相手が誰であれやっぱり好意を示されると嫌な気はしないものです。
人間には自分に好意を示す相手を好きになり、その反対に自分を嫌う相手を嫌う傾向があります。
これをビジネス心理学では、好意の返報性といいます。
人間には、「自分は偉いんだ、すごいんだ」と、自分を好意的に評価したいという思いがあります。
自己高揚欲求とは、この自己評価を高めたいという欲求のことです。
そしてそのために欠かせないのが他者から認めえられること。
他者からの好意や賞賛によって、自信が出て自己評価も高くなっていくのです。
そのため、自分に対する好意的な評価を与えてくれる相手に好意を持つのです。
反対に、自分のことを嫌ったりけなしたりして、自己評価を低下させるような相手に対しては、自己高揚欲求を満たしてくれないため、快く思わなくなります。
また、人間は自分に対する評価を維持したいという欲求を持っていて、自己評価のイメージと食い違った評価に対しては不快と感じます。
つまり、自己評価とピタリと一致する評価を与えてくれる相手を求め、またそういった相手に好意を抱くのです。
自己評価の高い人は、その高い自己評価と合致する賞賛を与えてくれる相手に好意を持ち、自己評価の低い人は、低い自己評価と合致する評価を与えてくれる相手に好意を抱くということです。
これが自己製合成仮説です。
一度本人の自己評価と合致するマイナス部分をあげることも一つのテクニックです。
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できるビジネスマンだと、会社や世間に評価されたい。
本気で仕事に関わっていれば、誰もが心に抱く欲求でしょう。
ではいったいどうすれば、何が備われば認められるのでしょうか。
企画力でしょうか?それとも高度な事務能力でしょうか?
むろんそのような能力もあるにこしたことはないでしょう。
しかし一番重要なのは円滑な人間関係を築くことができる「コミュニケーション能力」と言えます。
過去や現在に、大きな実績を上げ世間に評価された人々が「ビジネス成功の秘訣は、良好な人間関係にある」と言いきっています。
しかしビジネスの現場では、自分の好みで気の合う相手だけを選ぶことは許されません。
当然、馬の合わない相手、苦手なタイプの人物とも笑顔で折り合わねばならないシーンが多数存在しますね。
ストレスを溜めずに器用に人間関係をこなす方法を日々、模索している人も多いことでしょう。
そんな時に役立つのが「ビジネス心理学」です。
ビジネスシーンにおける良好な人間関係の築き方や、行動の仕方について学んでみませんか?
思考の幅が広がるにつれ、きっと解決の糸口が見えてきますよ。
ビジネスに関連した人間関係の悩みと言えば、たいていその相手は「上司」「クライアント」「同僚」が多いものです。
ですので、起こりえるシチュエーションを先に想定しておき、前もって心構えをしておくのです。
そうすればいざその場面が来たとき、上手に対応することができます。
また相手の真意をさぐりあてることにも有効です。
本当は何を望んでいるのか?
自分がどう対応すれば満足するのか?、などなど。
知っているからと言っていきなり大出世するようなものではありませんが、知らないより知っていた方が断然お得で有利!
それが「ビジネス心理学」です。
出世の階段を上るためのステップアップに活かせることはもちろん、トラブル回避にも役立ちます。
みんなでビジネス心理を学んで、社会人としてスキルアップしていきましょう。
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