~ビジネス心理学~ ビジネス心理と自己宣伝
「紹介」がビジネスシーンにおいて有効であるという話をしましたが、誰もがそのような紹介者を持つわけではありません。
紹介者がいなければ、自分で自分をアピールするしかありません。
ビジネス心理学では、相手から尊敬されようとして自分の実力や過去の業績を相手に伝えることを「自己宣伝」と呼びます。
これは、相手に与える印象をコントロールしようと心の動きである「自己呈示(セルフ・プレゼンテーション)」の一つです。
「自分はすごいんだ」とアピールばかりしていると、周りも「それだけ自信があるのなら1人でやれば?」という雰囲気になってしまいます。
いくら以前の部署では業績を上げていたとしても、新しい部署の人から見れば新人です。
謙虚な気持ちも忘れずに持つようにしましょう。
有能な人間だから自己宣伝するとは限りません。
自分に自信のない人ほど、自分の業績を示したがるものです。
たとえば、これみよがしに英字新聞を抱えて出勤することで、英語がペラペラだとアピールして、自分はハイクラスの人間なんだと示してみたり。
それで上手く周りの評価が高まればいいのですが、自己宣伝に失敗してしまうと、勘違いな自惚れ野郎と見られてしまうので要注意です。
逆に、誰もが認めるような業績を上げて周囲から一目置かれている人物は自己宣伝をする必要がありません。
かえっておどけた態度で振舞うなど謙遜的自己呈示をして、「すごい自分」から離れようとするものです。
他者との人間関係を築くためには、相手に自分のことを知ってもらわなくてはなりません。
コミュニケーションは日々積み重ねていくものですから、最初からエンジン全開で頑張らなくても、「1日1日少しずつ自分のことをわかってもらう」くらいの気持ちで大丈夫です。
スポンサード リンク
スポンサード リンク
できるビジネスマンだと、会社や世間に評価されたい。
本気で仕事に関わっていれば、誰もが心に抱く欲求でしょう。
ではいったいどうすれば、何が備われば認められるのでしょうか。
企画力でしょうか?それとも高度な事務能力でしょうか?
むろんそのような能力もあるにこしたことはないでしょう。
しかし一番重要なのは円滑な人間関係を築くことができる「コミュニケーション能力」と言えます。
過去や現在に、大きな実績を上げ世間に評価された人々が「ビジネス成功の秘訣は、良好な人間関係にある」と言いきっています。
しかしビジネスの現場では、自分の好みで気の合う相手だけを選ぶことは許されません。
当然、馬の合わない相手、苦手なタイプの人物とも笑顔で折り合わねばならないシーンが多数存在しますね。
ストレスを溜めずに器用に人間関係をこなす方法を日々、模索している人も多いことでしょう。
そんな時に役立つのが「ビジネス心理学」です。
ビジネスシーンにおける良好な人間関係の築き方や、行動の仕方について学んでみませんか?
思考の幅が広がるにつれ、きっと解決の糸口が見えてきますよ。
ビジネスに関連した人間関係の悩みと言えば、たいていその相手は「上司」「クライアント」「同僚」が多いものです。
ですので、起こりえるシチュエーションを先に想定しておき、前もって心構えをしておくのです。
そうすればいざその場面が来たとき、上手に対応することができます。
また相手の真意をさぐりあてることにも有効です。
本当は何を望んでいるのか?
自分がどう対応すれば満足するのか?、などなど。
知っているからと言っていきなり大出世するようなものではありませんが、知らないより知っていた方が断然お得で有利!
それが「ビジネス心理学」です。
出世の階段を上るためのステップアップに活かせることはもちろん、トラブル回避にも役立ちます。
みんなでビジネス心理を学んで、社会人としてスキルアップしていきましょう。
スポンサード リンク