~ビジネス心理学~ 社会的役割と心理学
ビジネス心理学で「役割からは逃れられない」という言葉があります。
心理学を応用して、社会的役割を上手く利用する方法を紹介します。
仕事をしない相手と自分、上司と自分というように、個人対個人としての心理的負債を利用するのではなく、懸案となっている面倒な事務作業をする役割を作ってしまうという方法もあります。
心理学では、ある行動をとることが当然とみなされる職業や立場を社会的役割と呼びます。
たとえば菅直人が厚生大臣だったとき、個々人の自己点検からは全く出てこなかった薬害エイズ関連の資料が、調査チームを作って調査をするという役割を与えたとたん、歴代の厚生大臣たちが見つけられなかった資料がすぐに発見されたということがありました。
このように、人は社会的役割を与えられるとその役割に促され、態度や行動が変化していくのです。
面倒な事務仕事についてなら、事務処理点検係というような役割をつくり、順番にその役割がまわるようにしたり、部門ごとに個人で役割を受け持つようにすることで、面倒くさいといったような個人的な感情で怠けるわけにはいかず、仕事をせざるを得ない状況になるのです。
相手が有能なら、仕事を手伝うことで相手に心理的負債を与え、見返りを期待しましょう。
また、相手が面倒くさがっている仕事を社会的役割にしてしまうことで、相手を仕事をせざる終えない状況に持っていくことができます。
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できるビジネスマンだと、会社や世間に評価されたい。
本気で仕事に関わっていれば、誰もが心に抱く欲求でしょう。
ではいったいどうすれば、何が備われば認められるのでしょうか。
企画力でしょうか?それとも高度な事務能力でしょうか?
むろんそのような能力もあるにこしたことはないでしょう。
しかし一番重要なのは円滑な人間関係を築くことができる「コミュニケーション能力」と言えます。
過去や現在に、大きな実績を上げ世間に評価された人々が「ビジネス成功の秘訣は、良好な人間関係にある」と言いきっています。
しかしビジネスの現場では、自分の好みで気の合う相手だけを選ぶことは許されません。
当然、馬の合わない相手、苦手なタイプの人物とも笑顔で折り合わねばならないシーンが多数存在しますね。
ストレスを溜めずに器用に人間関係をこなす方法を日々、模索している人も多いことでしょう。
そんな時に役立つのが「ビジネス心理学」です。
ビジネスシーンにおける良好な人間関係の築き方や、行動の仕方について学んでみませんか?
思考の幅が広がるにつれ、きっと解決の糸口が見えてきますよ。
ビジネスに関連した人間関係の悩みと言えば、たいていその相手は「上司」「クライアント」「同僚」が多いものです。
ですので、起こりえるシチュエーションを先に想定しておき、前もって心構えをしておくのです。
そうすればいざその場面が来たとき、上手に対応することができます。
また相手の真意をさぐりあてることにも有効です。
本当は何を望んでいるのか?
自分がどう対応すれば満足するのか?、などなど。
知っているからと言っていきなり大出世するようなものではありませんが、知らないより知っていた方が断然お得で有利!
それが「ビジネス心理学」です。
出世の階段を上るためのステップアップに活かせることはもちろん、トラブル回避にも役立ちます。
みんなでビジネス心理を学んで、社会人としてスキルアップしていきましょう。
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