~ 黒食 ~ 「黒にんにく」とは?
生にんにくは、強い滋養作用で知られています。
「黒にんにく」は生のにんにくを、じっくり蒸し焼きにした後、熟成させて作られています。
酵素の働きによって、中身は真っ黒なことから、「黒にんにく」という名前が付けられました。
にんにくは、健康な体をつくるために欠かすことのできない、優れた成分を豊富に含んでいますが、それを熟成させ黒にんにくには、生にんにくに比べて、約10倍ものポリフェノールが含まれています。
黒にんにくは、優れた力をもつにんにくを醗酵させることで、滋養作用だけでなく、生にんにくでは考えられないほどの甘みがあり、とてもおいしい味を楽しめることも特徴です。
黒にんにくは、皮をむいてそのまま食べるだけでも、驚くほどおいしいです。1日1~2片を目安として、自分の体調に合わせて、毎日食べるようにしましょう。黒にんにくは、熟成されているので、生にんにくのもつ刺激臭が全くありません。また、胃腸の弱い方でも、安心して食べることができます。体調が良くない時や、風邪ぎみの時には、いつもより多めに食べても、胃がもたれたり、胸やけしたりしません。また、炒め物や煮物など、さまざまな料理に使用すれば、旨みが増します。
それでは、黒にんにくを使った絶品調味料のレシピを紹介します。それを使って、毎日の食事に黒にんにくを取り入れてください。
「黒にんにく醤油」は、醤油1リットルに、皮の付いたままの黒ニンニクを1~2個入れて、2週間以上寝かせます。容器を時々揺すって、溶解を促します。黒にんにく醤油は、お刺身の付け醤油に最適です。中でも、アジ、イワシ、カツオ、ハマチなどの青魚とよく合います。また、チャーハンや野菜炒めなどの香り付けにもピッタリです。
次は「黒にんにくオイル」です。作り方は、黒ニンニクを叩いてつぶすか、みじん切りにしたら、オリーブ油とよく混ぜ合わせるだけです。トーストのバター代わりに黒にんにくオイルを付けると、それだけで健康的な朝食になります。また、塩や酢、香辛料を加えれば、サラダのドレッシングにもなります。そのほか、さまざまな料理に利用できます。
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近頃は食料品売り場で、黒い食品を多く見かけるようになりましたね。
素材の色自体が黒色である、黒米・黒ゴマ・黒豆や、自然食品の黒酢・黒蜜、そして黒色素材を使って作られているスイーツやカレーなど、いろいろな商品が並んでいます。
黒い食品がヒットした要因はなんでしょう?
まずは「黒色」というインパクトのある見た目が挙げられます。
それに加え、黒色食材は健康効果の高い栄養分が、たくさん含まれています。
例をあげるとポリフェノールの1種「アントシアニン」という色素です。
それが多く含まれているのは、黒豆、黒ゴマ、レーズン、プルーン、ブルーベリーなどです。
アントシアニンは、ドロドロになった血液をサラサラにする抗酸化作用があり、目に良い成分でもあるので注目を浴びています。
そしてレーズンやプルーンなどの黒色のドライフルーツには、腸の調子を整えてくれる食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの優れた栄養素が豊富に含まれていて、ダイエットにも有効です。
黒酢は、普通の酢より醗酵の時間が長いので、ミネラル・アミノ酸・有機酸がたくさん含まれています。
脂肪燃焼を促進し、疲れにくい体にしてくれる作用が期待できます。
黒砂糖は、ビタミン・ミネラルが豊富です。
長寿で知られる沖縄でもたくさん食べられていますね。
最近はお土産品の流行にも「黒」ブームが影響しているようです。
例えば、黒色の「八ツ橋」や、黒い「もみじ饅頭」などがそうです。
「黒」は健康をイメージするので、いろいろな業界や企業で商品開発に「黒」を取り入れる動きがあるようです。
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