~ 黒食 ~ 日用品も黒ブーム
食の分野には「黒」ブームが到来しています。
最近では日常生活に使用する用品にも、黒色が取り入れられており、人気となっていますがご存じでしょうか。
綿棒をはじめ、歯ブラシや耳かき、まな板などにも、黒が使用されています。
これまでは、衛生用品には、清潔感のある「白」が当たり前のように使用されていました。しかし、「黒」色の用品は、おしゃれでシックなイメージを与え、高級感があふれており、消費者の注目を集めました。
ある航空会社では、ある期間だけ、黒色の高級トイレットペーパーを置いたところ、普通のトイレットペーパーと比べ、消費量となくなる速さが、はるかに上回ったそうです。このエピソードからも、消費者が「黒」に興味をもっていることがわかります。
また、黒色にすることによって、実用性を高める効果があります。綿棒や耳かきを黒色にすれば、汚れが取れたか確認しやすくなりますし、まな板を黒色にすれば、食材が見やすくなります。
炭を使用した洗顔料や石けん、歯磨き粉なども、とても実用性が高く人気です。炭には、消臭や消毒効果や、汚れを吸着させる効果があることがわかっています。
時代によって、流行色は移り変わっていくものです。少し昔と比べると、日用品や家電、車なども、とてもカラフルになってきました。そして、「黒」が健康や清潔というイメージを与え、それまで黒色では思いも付かなかったものが、黒色となって再登場し、注目を集めています。これからも、白が当たり前だった商品が、続々と「黒」となって登場してくるかもしれません。
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近頃は食料品売り場で、黒い食品を多く見かけるようになりましたね。
素材の色自体が黒色である、黒米・黒ゴマ・黒豆や、自然食品の黒酢・黒蜜、そして黒色素材を使って作られているスイーツやカレーなど、いろいろな商品が並んでいます。
黒い食品がヒットした要因はなんでしょう?
まずは「黒色」というインパクトのある見た目が挙げられます。
それに加え、黒色食材は健康効果の高い栄養分が、たくさん含まれています。
例をあげるとポリフェノールの1種「アントシアニン」という色素です。
それが多く含まれているのは、黒豆、黒ゴマ、レーズン、プルーン、ブルーベリーなどです。
アントシアニンは、ドロドロになった血液をサラサラにする抗酸化作用があり、目に良い成分でもあるので注目を浴びています。
そしてレーズンやプルーンなどの黒色のドライフルーツには、腸の調子を整えてくれる食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの優れた栄養素が豊富に含まれていて、ダイエットにも有効です。
黒酢は、普通の酢より醗酵の時間が長いので、ミネラル・アミノ酸・有機酸がたくさん含まれています。
脂肪燃焼を促進し、疲れにくい体にしてくれる作用が期待できます。
黒砂糖は、ビタミン・ミネラルが豊富です。
長寿で知られる沖縄でもたくさん食べられていますね。
最近はお土産品の流行にも「黒」ブームが影響しているようです。
例えば、黒色の「八ツ橋」や、黒い「もみじ饅頭」などがそうです。
「黒」は健康をイメージするので、いろいろな業界や企業で商品開発に「黒」を取り入れる動きがあるようです。
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