~ビジネス心理学~ 紹介心理の期待と不快感
ビジネス心理において「紹介」は効果的です。
しかしそれゆえに扱いが難しいのも実際のところ。
期待はずれは不快感の始まりといわれていることから、人望のある人に紹介してもらえば相手に好印象を与えられますが、それだけではまだ十分ではありません。
言うまでもなくビジネスマンの本分は仕事です。
元々自分の力で得た評価ではないだけに、肝心の仕事でミスが続いたりすると、すべてが水の泡になってしまいます。
その場合は、「仕事のできない人物を紹介するなんて」と、せっかく好意的に紹介してくれた人にまで迷惑をかけることにもなりかねません。
どの程度の難易度の課題を達成しようとするかを、心理学では要求水準と呼びます。
結果が要求水準を上回れば成功感、下回れば失敗感を感じるのです。
つまり、人間というのは、自分の期待を超える結果を得れば嬉しくなり、期待を下回る結果には不快感を抱くものです。
期待はずれでがっかり、このがっかりも不快感の一つです。
不快感を与えた相手を人間は嫌いになります。
これは人間だけではなく、快・不快を感じる生き物すべてに共通します。
快を求めて不快を避けるのは、生き物の大原則なのです。
最初に評価の高い人からの紹介を受けたことで周囲の期待があまりにも高くなると、たとえ一般レベルの能力があったとしても、「きっとできるやつなんだろうな」と思われていただけに、「こんなもんか。期待はずれだな」という印象を与えてしまいます。
ですから、紹介をしてもらう場合には、誇張しないありのままの自分を伝えてもらうようにしましょう。
スポンサード リンク
スポンサード リンク
できるビジネスマンだと、会社や世間に評価されたい。
本気で仕事に関わっていれば、誰もが心に抱く欲求でしょう。
ではいったいどうすれば、何が備われば認められるのでしょうか。
企画力でしょうか?それとも高度な事務能力でしょうか?
むろんそのような能力もあるにこしたことはないでしょう。
しかし一番重要なのは円滑な人間関係を築くことができる「コミュニケーション能力」と言えます。
過去や現在に、大きな実績を上げ世間に評価された人々が「ビジネス成功の秘訣は、良好な人間関係にある」と言いきっています。
しかしビジネスの現場では、自分の好みで気の合う相手だけを選ぶことは許されません。
当然、馬の合わない相手、苦手なタイプの人物とも笑顔で折り合わねばならないシーンが多数存在しますね。
ストレスを溜めずに器用に人間関係をこなす方法を日々、模索している人も多いことでしょう。
そんな時に役立つのが「ビジネス心理学」です。
ビジネスシーンにおける良好な人間関係の築き方や、行動の仕方について学んでみませんか?
思考の幅が広がるにつれ、きっと解決の糸口が見えてきますよ。
ビジネスに関連した人間関係の悩みと言えば、たいていその相手は「上司」「クライアント」「同僚」が多いものです。
ですので、起こりえるシチュエーションを先に想定しておき、前もって心構えをしておくのです。
そうすればいざその場面が来たとき、上手に対応することができます。
また相手の真意をさぐりあてることにも有効です。
本当は何を望んでいるのか?
自分がどう対応すれば満足するのか?、などなど。
知っているからと言っていきなり大出世するようなものではありませんが、知らないより知っていた方が断然お得で有利!
それが「ビジネス心理学」です。
出世の階段を上るためのステップアップに活かせることはもちろん、トラブル回避にも役立ちます。
みんなでビジネス心理を学んで、社会人としてスキルアップしていきましょう。
スポンサード リンク