~ビジネス心理学~ 心理学のマズローの欲求階層説
人にはいろいろな性格があります。
細かく指示されるのが嫌いで自主的に仕事を進めたいタイプの人。
逆に自由な発想を求められるととまどってしまう指示待ちタイプの人。
後者のタイプの人には、餌(メリット)を与えることでコントロールしやすくなります。
企画を5本提出すれば評価を上げる、1本でも企画が通ればチーフになってもらうなど、自主的に動けば評価されるという状況を作るのです。
逆に、企画を出さなければボーナスの査定に響くといったように、圧迫感を与えて行動させるという方法もあります。
けれど、そういった圧力的な中で動くのはメンタル的に辛いものがあり、効率も下がってしまいます。
同じ仕事をするのなら、マイナスの気持ちでいるよりもプラスの気持ちでいたほうが、能率もアップしていい仕事ができるものです。
ビジネス心理学には、マズローの欲求階層説という考え方があります。
人間の欲求には5つの階層があり、低次の欲求がある程度満たされなければ高次の欲求は現れないという説です。
マズローの欲求階層説によると、まず感じるのは飢えや渇きのような生理的欲求。
この欲求が満たされなければ死んでしまいます。
次に生まれるのが安全性への欲求。
外敵や災害などに脅かされずに安全に暮したいと願う気持ちです。
3番目に感じるのは、集団に所属し愛されたい欲求。
人は生活を安定させるために社会を求め、自分の居場所を確保したいと思うものです。
そして4段階目には、集団の中で尊重されたい欲求が生まれます。
その欲求がある程度満たされるようになると最終段階として、自己実現の欲求が生じます。
自分の才能を開花させ、理想とする自分に近づきたいという欲求です。
ある程度おだてることで相手をその気にさせ、自主的な行動へと駆り立てることができるのです。
スポンサード リンク
スポンサード リンク
できるビジネスマンだと、会社や世間に評価されたい。
本気で仕事に関わっていれば、誰もが心に抱く欲求でしょう。
ではいったいどうすれば、何が備われば認められるのでしょうか。
企画力でしょうか?それとも高度な事務能力でしょうか?
むろんそのような能力もあるにこしたことはないでしょう。
しかし一番重要なのは円滑な人間関係を築くことができる「コミュニケーション能力」と言えます。
過去や現在に、大きな実績を上げ世間に評価された人々が「ビジネス成功の秘訣は、良好な人間関係にある」と言いきっています。
しかしビジネスの現場では、自分の好みで気の合う相手だけを選ぶことは許されません。
当然、馬の合わない相手、苦手なタイプの人物とも笑顔で折り合わねばならないシーンが多数存在しますね。
ストレスを溜めずに器用に人間関係をこなす方法を日々、模索している人も多いことでしょう。
そんな時に役立つのが「ビジネス心理学」です。
ビジネスシーンにおける良好な人間関係の築き方や、行動の仕方について学んでみませんか?
思考の幅が広がるにつれ、きっと解決の糸口が見えてきますよ。
ビジネスに関連した人間関係の悩みと言えば、たいていその相手は「上司」「クライアント」「同僚」が多いものです。
ですので、起こりえるシチュエーションを先に想定しておき、前もって心構えをしておくのです。
そうすればいざその場面が来たとき、上手に対応することができます。
また相手の真意をさぐりあてることにも有効です。
本当は何を望んでいるのか?
自分がどう対応すれば満足するのか?、などなど。
知っているからと言っていきなり大出世するようなものではありませんが、知らないより知っていた方が断然お得で有利!
それが「ビジネス心理学」です。
出世の階段を上るためのステップアップに活かせることはもちろん、トラブル回避にも役立ちます。
みんなでビジネス心理を学んで、社会人としてスキルアップしていきましょう。
スポンサード リンク