~ 黒食 ~ 磯風味香る「黒はるさめスープ」
最近は黒色の商品をよく見かけるようになりましたね。
食の分野では黒い食材は、健康に良いと言われていて、たくさんの食料品が発売されています。その中で、注目したい商品は、江崎グリコから2007年8月に発売された「黒はるさめスープ」です。
「黒はるさめスープ」のその黒さの秘密は、“ひじき”です。細かく粉砕したひじきを、春雨に練り込んでいるので、磯の風味がほのかに香ります。また、歯ごたえもあるので、おなかも大満足の春雨スープです。さらに、ひじきは、食物繊維や鉄分、カルシウムなど、体に良い栄養素が豊富に含まれていることで知られています。
「黒はるさめスープ」には、「うま塩磯仕上げ」と「黒ごま坦々麺風味」の2種類の味があります。「うま塩磯仕上げ」は一食当たり80kcalで、塩味をベースとして、ほたてや昆布の旨みを引き立たせた磯の風味香るスープです。「黒ごま担々麺風味」は一食当たり144kcalで、ふんだんに黒ごまを使用して、香りとコクのきいた、担々麺風味に仕上げられたピリ辛のスープです。価格は、どちらも141円です。
カップに入った春雨やパスタなどの具材入りスープは、健康志向の人や、一人暮らしの人、ダイエットをしている女性などのニーズに答え、市場を順調に拡大し続けています。そして、「黒はるさめスープ」は、最近の「黒食ブーム」に乗って、インパクトのある見た目と、健康や高級なイメージを与え、話題を集めています。
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近頃は食料品売り場で、黒い食品を多く見かけるようになりましたね。
素材の色自体が黒色である、黒米・黒ゴマ・黒豆や、自然食品の黒酢・黒蜜、そして黒色素材を使って作られているスイーツやカレーなど、いろいろな商品が並んでいます。
黒い食品がヒットした要因はなんでしょう?
まずは「黒色」というインパクトのある見た目が挙げられます。
それに加え、黒色食材は健康効果の高い栄養分が、たくさん含まれています。
例をあげるとポリフェノールの1種「アントシアニン」という色素です。
それが多く含まれているのは、黒豆、黒ゴマ、レーズン、プルーン、ブルーベリーなどです。
アントシアニンは、ドロドロになった血液をサラサラにする抗酸化作用があり、目に良い成分でもあるので注目を浴びています。
そしてレーズンやプルーンなどの黒色のドライフルーツには、腸の調子を整えてくれる食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの優れた栄養素が豊富に含まれていて、ダイエットにも有効です。
黒酢は、普通の酢より醗酵の時間が長いので、ミネラル・アミノ酸・有機酸がたくさん含まれています。
脂肪燃焼を促進し、疲れにくい体にしてくれる作用が期待できます。
黒砂糖は、ビタミン・ミネラルが豊富です。
長寿で知られる沖縄でもたくさん食べられていますね。
最近はお土産品の流行にも「黒」ブームが影響しているようです。
例えば、黒色の「八ツ橋」や、黒い「もみじ饅頭」などがそうです。
「黒」は健康をイメージするので、いろいろな業界や企業で商品開発に「黒」を取り入れる動きがあるようです。
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