~ 黒食 ~ 「黒はんぺん」の作り方
いわしを原料にして作られる「黒はんぺん」を紹介します。
愛知県、三重県、静岡県など東海地方各地で、昔から作られてきた郷土料理で、そのまましょうが醤油に付けて食べたり、おでんに入れたり、野菜炒めの具としたり、汁物に入れたりして食べられています。それでは、簡単にできる「黒はんぺん」(4人分)の作り方を紹介します。
1、いわし600gは、内臓と頭を取り除き、水洗いをします。水気をふいて、手開きをして骨を取って、皮を頭の方からゆっくりとむきます。
2、しょうが汁大さじ1、赤味噌30g、砂糖大さじ1、酒大さじ1、片栗粉大さじ3、そして1のいわしを、フードプロセッサーに入れてすり身にします。
3、すり身を12等分にして、水を手に付けて、厚さ1cmの半月状に形作ります。鍋にお湯を沸かし、そこにすり身を静かに入れます。浮き上がってきたら、さらに約2分間ゆでます。
4、ゆで上がったら、焼き網かアルミホイルを敷いたグリルで、軽く焼いたら「黒はんぺん」のできあがりです。
器に盛り付けて、小口切りにした万能ねぎ適量と、おろししょうが適量をのせて、しょうゆやポン酢などのタレをかけて食べてください。おろし大根入りの二杯酢もよく合います。
黒はんぺんのおすすめの調理法は、小麦粉、溶き卵、パン粉を付けて油で揚げた、黒はんぺんフライです。サクサクっとして、とってもおいしいですよ。また、パン粉の代わりに、アーモンドスライスの衣を付ければ、香ばしいアーモンドフライになります。
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近頃は食料品売り場で、黒い食品を多く見かけるようになりましたね。
素材の色自体が黒色である、黒米・黒ゴマ・黒豆や、自然食品の黒酢・黒蜜、そして黒色素材を使って作られているスイーツやカレーなど、いろいろな商品が並んでいます。
黒い食品がヒットした要因はなんでしょう?
まずは「黒色」というインパクトのある見た目が挙げられます。
それに加え、黒色食材は健康効果の高い栄養分が、たくさん含まれています。
例をあげるとポリフェノールの1種「アントシアニン」という色素です。
それが多く含まれているのは、黒豆、黒ゴマ、レーズン、プルーン、ブルーベリーなどです。
アントシアニンは、ドロドロになった血液をサラサラにする抗酸化作用があり、目に良い成分でもあるので注目を浴びています。
そしてレーズンやプルーンなどの黒色のドライフルーツには、腸の調子を整えてくれる食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの優れた栄養素が豊富に含まれていて、ダイエットにも有効です。
黒酢は、普通の酢より醗酵の時間が長いので、ミネラル・アミノ酸・有機酸がたくさん含まれています。
脂肪燃焼を促進し、疲れにくい体にしてくれる作用が期待できます。
黒砂糖は、ビタミン・ミネラルが豊富です。
長寿で知られる沖縄でもたくさん食べられていますね。
最近はお土産品の流行にも「黒」ブームが影響しているようです。
例えば、黒色の「八ツ橋」や、黒い「もみじ饅頭」などがそうです。
「黒」は健康をイメージするので、いろいろな業界や企業で商品開発に「黒」を取り入れる動きがあるようです。
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