~ 黒食 ~ 駅弁に黒ブーム
電車の旅に欠かせない「駅弁」、最近は駅弁にも「黒ブーム」が到来しています。
「黒豚横丁」(1100円)は、弁当を製造販売している松栄軒とJR九州が共同開発した駅弁です。
黒豚みそ焼き、黒豚とんこつ、黒豚とんかつの3種類の料理には、すべて、鹿児島県で育てられた黒豚「かごしま黒豚」が使用されています。パッケージは黒豚横丁をイメージしており、柔らかく味わい深い「かごしま黒豚」を存分に味わうことができる駅弁です。「黒豚横丁」は、出水駅、鹿児島中央駅、博多駅で販売されています。
「黒めし」(1100円)は、鳥取駅で売られている駅弁で、イカ墨で炊いた真っ黒なご飯の上に、しっかりと味が染みた、小さなイカとイカ団子が盛り付けられています。まるごとイカを楽しむことができる駅弁です。製造元の「アベ鳥取堂」は、老舗の弁当屋で、駅弁のほかにも、空弁も製造・販売しています。
また、アベ鳥取堂が鳥取空港で空弁として販売している「黒いかめし」(580円)は、黒いイカ飯の弁当です。蓋を開けると、2ハイのふっくらとしたイカが入っています。そのイカの中身は、イカ墨で黒色に染まったご飯がパンパンに詰まっており、ボリューム満点です。
見た目にとってもインパクトのある「黒いなり」(680円)は、羽田空港限定で販売されている空弁です。真っ黒な油揚げには、健康と美容に効果的な食用の紀州備長炭を使用しています。3つのいなり寿司には、黒豆、きんぴらと黒ごま、キクラゲとひじき、という全て違う具が入っています。付け合わせの黒豆と黒たくあんにも、黒にこだわっています。羽田空港に行く機会があったら、ぜひ食べてみてくださいね。
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近頃は食料品売り場で、黒い食品を多く見かけるようになりましたね。
素材の色自体が黒色である、黒米・黒ゴマ・黒豆や、自然食品の黒酢・黒蜜、そして黒色素材を使って作られているスイーツやカレーなど、いろいろな商品が並んでいます。
黒い食品がヒットした要因はなんでしょう?
まずは「黒色」というインパクトのある見た目が挙げられます。
それに加え、黒色食材は健康効果の高い栄養分が、たくさん含まれています。
例をあげるとポリフェノールの1種「アントシアニン」という色素です。
それが多く含まれているのは、黒豆、黒ゴマ、レーズン、プルーン、ブルーベリーなどです。
アントシアニンは、ドロドロになった血液をサラサラにする抗酸化作用があり、目に良い成分でもあるので注目を浴びています。
そしてレーズンやプルーンなどの黒色のドライフルーツには、腸の調子を整えてくれる食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの優れた栄養素が豊富に含まれていて、ダイエットにも有効です。
黒酢は、普通の酢より醗酵の時間が長いので、ミネラル・アミノ酸・有機酸がたくさん含まれています。
脂肪燃焼を促進し、疲れにくい体にしてくれる作用が期待できます。
黒砂糖は、ビタミン・ミネラルが豊富です。
長寿で知られる沖縄でもたくさん食べられていますね。
最近はお土産品の流行にも「黒」ブームが影響しているようです。
例えば、黒色の「八ツ橋」や、黒い「もみじ饅頭」などがそうです。
「黒」は健康をイメージするので、いろいろな業界や企業で商品開発に「黒」を取り入れる動きがあるようです。
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